豊橋市大岩町A様宅の塗替え工事放浪記
2013.1.10
年が明け、空は快晴ながらも北風が肌身を震わす午前9時、当ブログ最初の放浪地は大岩町内の弊社近くの現場となります。ここは平家と増築されたトタン外壁二階建ての2棟が繋ぎ合わされているお宅で、その最も東側に面した家屋が今回の塗替え工事現場になります。
お仕事ありがとうございます。
この日は仕事始めから日数が経っていないこともあり*1)塗替え工事物件が三件のみの日でした。その中での足場組仕事*2)ということもあり、ここでは5人体制(専務を含め)による現場でした。贅沢な婦人 ...ではなく布陣といえるでしょう。
弊社の場合は基本、足場組は[足場組立業主任者]の資格を取得している専務を中心に自社職人で行なっています。もちろん肝心の塗替え塗装工事も全て、自社職人で行なっています。これらには"こだわり"を持っていて、こと足場組に関しては最初の工事ともなるため、お客様の応接やご近所への配慮などを含め、細心の注意のもとで行なうのが宝佳塗装のポリシーのひとつとなっています。
*1.年を跨ぐ塗替え工事は施主様側の意向も含め、あまり行なわないのが通例となっているそうです。
ですので12月は他の繁忙月とはまた違った慌ただしさになるようです。
*2.住宅4棟分ほどの足場部材を所有しています。
足場組を終えた後は【飛散防止ネット張り作業】→【ケレン作業および養生作業】→【トタン専用下地材の塗布】へと進んでいきます。
なお、今回のお宅は外壁が全面トタンのため【水洗い(高圧洗浄)】は行なわないそうです。その代わりに不織布などの研磨材で全面をこする【ケレン】や【目荒らし】を入念に行ってから、ブラシでホコリを払いつつ、強力な風を出す”ブロア”という電動工具で吹き飛ばして仕上げるとのことです。というのも、トタンの場合は継ぎ目と壁の間に水分が入り込み、その水分が後々の錆を誘発する原因となるためだそうです。
ちなみに上記の写真は、他社で塗装を済ませてあった真ん中の家屋の屋根に養生を施している光景ですが、これは足跡やペンキが垂れた際の汚れを防ぐための配慮だそうです。
またこの家屋は雨戸を仕舞う戸袋がないタイプの構造なので、通常雨戸が仕舞われる場所の後ろの壁面も塗ることになります。そのため下の写真のように雨戸を重ねて養生を施す方法をとっています。この場合、窓から外が覗けなくなるので施主様のご要望に応じてになりますが、雨戸を取り外して保管*3や移動をしておくことも行なっているそうです。
*3.保管する際は弊社の倉庫内に運び入れて大切にお預かりしておき、【上塗り】を終えた時点で再び元に戻しているとのことです。その他にも塗替え工事を行なう上で不都合になりそうな物(庭にある植木鉢やその他備品)などで、移動するだけでは事足りない時などは、ご了承ご了解を経た上で保管させていただくこともあるそうです。
2013.1.20
そうして、【中塗り】→【上塗り】へと作業を進め、色合いを始め塗り残しなどや気になる箇所などがないかを施主様に確認を終えた後、養生や足場を解体し塗替え工事の完了となります。
こうして滞りなく無事に塗替え工事を終え、真新しい装いに変化したこのお家の中で、笑顔が絶えないご家族の営みが末永く続いてゆくことを夢見まして、当ブログ一回目の放浪記事を終えさせていただきます。
《 A様、この度はお仕事を賜り誠にありがとうございました 》