豊橋市東幸町T様宅の塗替え工事放浪記
2014.5.9
お仕事ありがとうございます。
今回は見頃を迎えたフジの花が咲き誇り、長三池では水鳥たちがたわむれる"幸公園(豊橋市佐藤町)"から程近い現場を訪れました。
この界隈には工事期間中の施主様用駐車スペース探しなどで一度来ていて、ある程度まとまった時期に宅地造成し分譲化されたかのように、住宅の雰囲気や築年数が似通ったお宅が並ぶ住宅街といった印象を持っていました。
と、そんな中、10棟ほどからなる分譲住宅地の一画にあるお宅が、今回ご依頼をいただいた塗替え現場となるのですが、やはり同年代に建てられた住宅地によく見られる光景とでも言いましょうか、すでにお色直しを済ませたお宅が半分弱ある中、塗替え時の兆候をそのままに残すお宅が目立ちます。
さて、この日の天気は晴れ。到着したのが午前10時頃だったのですが、まるで初夏の暑さを思わせるほどの気温の中、入社三年目の太田君が水洗い(高圧洗浄器)の準備を一人でイキイキと行なっていました(と言うのも、涼しくなるからだそうです^^;が...逆に冬は?... )。
また、僕が訪れるチョット前まで、ベテラン職人の竹下さんと中堅職人の杉原さんがいたとのことで、足場へのネット貼りを終えた後、ちょうど入れ代わるタイミングで他の現場へ向かって行ったそうです。
そんなこの日の工事予定は、屋根から外壁までを水洗いし、外壁の目地などの隙間やひび割れ部へのコーキング補修を施すようです。なお、状態や段取りによってはコーキング補修をした後に水洗いを行なうようですが、今回はコーキング箇所近辺には細心の注意を払いつつ、高圧洗浄器の圧力をその都度調整しながら行なうことにしたそうです。
2014.5.23
この日訪れた際にはこの後の天候が雨予報だったためか職人さんはおらず、塗替え工事状況は屋根を塗り終え1階部分の外壁の下塗りを終えた状況でした。また、幕板を挟んだ1階と2階の外壁上に、当社オリジナルの試し塗りが施されていましたので、どうやら施主様側の色決め検討のただ中だったようです。
2014.6.9
前回から約二週間後、三たび訪れてみました。
外壁1階幕板下部は中塗りまで済ませてあり、2階は試し塗りが施されたままで色決め検討中。どうやら幕板を境にツートンにするようですね。
色決めはやっぱり悩みますよね...。なにせ塗り終えたらそれがこのお宅の顔。家彩になる訳ですから。工事日程が多少遅れつつも、慎重になるそのご心情が伝わります。
また初回訪問時から気になっていた、玄関側2階軒下のハガレた板と劣化の激しい各破風板部。これらは通常ペンキ屋さんの範疇ではないはずなので、内心「どうなるんだろう」と思っていたのですが、この日訪れてみたらキレイに板金修復されていました。
どうやら専務と施主様との打合せ段階でこのことも話し合われ、専務の方で信頼できる専門業社さんをご紹介し、引き合わせていたとのことでした。そして双方同士で後の段取りを相談仕合い、この日の数日前には工事を済ませていたとのことでした。
ここまでの進捗状況の感じからして「通常より遅れているなぁ」と感じていたのですが、今回のことを知り、納得しました。
なお、今回のようなケースもそうですが、塗装工事以外でも工事内容毎に信頼のおける業種の方をご紹介したりしているそうです。例えば[大工屋さん、板金屋さん、水道業者さん、クロス屋さん、サッシ・エクステリア屋さん、etc...]です。
<捕足>
私どもの仕事柄、様々な現場で様々な業種の会社さんや職人さん達とお仕事を共にして参りました。そんな中から、人柄や仕事ぶりなどを見聞き体感してきたもの通して、『もっとも信頼のおける専門業者(直接工事を請負う業社さんまたは職人さん)』をご紹介させていただくこともしております。
その際、紹介料や仲介料は一切いただきません。ご紹介させていただきました後は、直接お取り引きしていただいております。
2014.7.3
工事完了後に雰囲気を感じに訪れてみました。
劣化や痛みかけていた下地などはしっかりと補強・補修し、その上で三度の重ね塗りを施してあります。これでこれまでの不安は解消されたことでしょう。
そして、仕立て直され新調された外観は、幕板と雨樋が濃い茶色で統一され、2階の外壁を薄いベージュ色に、1階の外壁をちょっと濃いめの肌色でまとめられたのですね。
施主様のお人柄なのでしょうか、あたたかくてほっこりする様な色合いですね。僭越ながらいい感じです。
塗替え以外の工事を挟み、施主様こだわりのお色直しなども含めながら行なわれた、今回の塗替え塗装工事。それをもって施主様にもご満足いただき、6月末に無事完了。
これまでの外装の雰囲気からは装いも一新され、また新たに始まるT様ご家族の歩みに、幸、多かれ。
《 T様、この度はお仕事を賜り誠にありがとうございました 》